
花粉症の症状がでる季節はいつなのでしょう?花粉症で悩んでいる人は知っておきたい情報ですよね。
5月、6月、7月も花粉症の症状がでる人もたくさんいます。なぜなら花粉症は春だけではなく、2月~9月までの長い期間に発生しています。
季節ごとの花粉の種類と原因を解説します。
決まった季節に症状が出る場合は、花粉症である事が考えられます。花粉症の原因となる花粉にはたくさんの種類があります。
春期
スギ、マツ、ヒノキ、サワラ、コナラ、クヌギ、イチョウ
初夏~夏期
カモガヤ、オオアワガエリ、ヒメガマ、ガマ、イネ
夏~秋期
ブタクサ、オオブタクサ、カナムグラ、ヨモギ、ススキ、トウモロコシ、セイタカアワダチソウ
2月下旬から3月にかけて症状が始まる場合は、スギ花粉症、3月~5月に発症する場合はマツの花粉症、8月~9月はブタクサによる花粉症が最も多いと言われています。
また、季節がはっきりせず、慢性的に起こる場合は、ハウスダストやカビがアレルゲンになっていることが考えられます。
花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが急にあらわれます。

アレルギー性鼻炎とは、ハウスダスト、花粉、ホコリ、かびなどのアレルギー物質によって起こる鼻炎を指します。その中でも、花粉がアレルゲンとなって起こるアレルギー性鼻炎を花粉症といいます。
日本では30年前程から発生し広がりはじめました。現在は、日本人の3~5人に1人がかかるまでになっています。
症状としては、アレルゲンを吸い込むと、数分で鼻がむずがゆくなり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状があらわれます。他にも、目のかゆみ、目が赤くなって涙が止まらないといったアレルギー性結膜炎の症状や、せき、頭痛、皮膚のただれ、のどのかゆみなどの症状も起きることがあります。
アレルゲンが、ハウスダストやダニなどの粒子が小さい物質の場合は、気管支ぜんそくを引き起こすこともまれではありません。
主な治療法

アレルゲンを引き離して、薬物による治療で症状を抑えます。
アレルゲンがはっきり分かる場合はそのアレルゲンを除去することで発症を予防します。花粉とのつながりを完全に遮断することは難しいですが、マスクや特殊なメガネなどで、アレルゲンの量を少しでも減らすことで症状を抑えることは可能です。
薬物療法では、抗ヒスタミン薬、局所作用性副腎皮膚ステロイド薬、抗アレルギー薬を単独か併用で使用します。眠気などの副作用があるので、仕事の内容や車の運転には注意が必要です。
副腎皮膚ステロイド薬は、鼻の炎症を抑えて、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を抑えます。
全身性の副作用があまりない、局所作用性副腎皮膚ステロイド薬が開発され、点鼻スプレーの形で発売されています。副作用の心配がほぼなく、効果が期待できます。
抗アレルギー薬はアレルギー反応を予防し、症状を軽減する効果を持っていますが、効果があらわれるまで数週間かかります。よって症状が起こってから使用しても間に合いませんが、その場合でも使用を止めてはいけません。
現在は、減感作療法の一種でアレルゲンを口の中に投与する舌下免疫療法も保険適応となり、効果が期待されています。
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