住宅・一戸建ての購入法を確認しましょう!




一戸建てを購入する主なパターンは4つあります。

一戸建てのマイホームを購入する場合、大きく分けると、

①土地を用意して、建物を建てます。

②建売住宅を買います。

③売建住宅(建築条件付きの宅地)を買います。

④中古住宅を買います。

この4つのパターンが想定されます。それぞれの特徴や注意点を説明していきます。

土地を用意して建てる場合、時間やある程度の資金が必要!

①のパターンでは、土地を用意します。すでに所有している土地があったり、親から借りたり、購入するなどのケースが想定されます。

そして、その土地に建設会社や、ハウスメーカーで建物を建てます。

建物のデザイン、構造、間取り、設備などは予算と希望によって自由に選択することが可能で、家づりの家庭やプロセスを楽しむことができます。

ただし、選ぶ範囲が広い分、ある程度の知識が必要で時間もかかります。

特に土地を購入する場合は次の2点に注意してください。

①同じ広さの土地でも、法律の規制などによって建てられる建物の高さや大きさが違うことがあります。どれくらいの建物が建てられるのか、前もって確認しておかないと、土地は買ってみたが、実際には希望する建物が建てられないケースが起こります。

②資金面です。土地の購入と建物の建築が別の契約になるため、土地の購入について住宅ローンを利用するにはいろいろな制限がでてきます。土地の購入でローンが使えたとしても、建物が完成して住みはじめる前に、土地分のローンの返済が始まります。

自己資金がその分必要になりますし、いつからいくら支払うのかをしっかりと確認しておかないと、あわてることになりかねません。

 

建売住宅は手軽で便利ですが、妥協も必要になります!

建売住宅とは、土地と建物をセットで販売しています。時間や手間がそれほどかからず、資金面でも、土地と建物を一緒にしてローンを借りることが可能なので、手軽で便利です。

ただし、間取りや設備、デザインなどはもう決まっているので、多少の妥協は必要になってきます。

建売住宅といっても、建築途中や完成前の段階で販売されることがあります。法律上は、建築確認済証の交付を受ければ、広告を出せるからです。まだ未完成の建売住宅を購入する場合は、詳しく図面などで間取りや広さ、設備などをよく確認しておきましょう。




売建住宅は工事会社がセットです!

売建住宅とは、土地を購入するときに、あらかじめ建物の建築工事を頼む会社が決まっているものです。

最初に土地の売買契約を結ぶのですが、その後3ヶ月以内に建物の建築請負契約が成立しない場合は、土地の売買契約ももどって解約となってしまいます。

建物について、間取りや設備はある程度希望に合わせて作れますが、会社が決まっているので、その会社で建てられる構造や工法に限られています。

建物の予算もほぼ決まっていることが多いようです。都市部や人気の高い場所で、よく販売しています。

 

中古住宅を購入する場合はリフォームのことまで考えましょう!

中古住宅を購入するというのは、既存の建物と土地を同時に買うことです。見た目の建物のチェックはしやすいのですが、新築と比べると構造や設備など見えない部分に不具合がある可能性が高くなります。

資金面では、購入後にリフォームをすることが多いので、リフォーム費用に注意が必要です。最近は一本化できるローンも増えてきましたので、それぞれの条件をしっかり確認するようにしてください。

建物の性能や築年数によって、ローンの融資額や金利などが変わることもあります。

以上の、一戸建てを購入する4つのパターンには、メリット・デメリットがあります。手続きや資金計画の違いなどを踏まえて、自分に合った最適な一戸建ての購入を検討してみてください。