住宅ローンの借入先を選ぶときのチェック項目!




金利の割引幅や繰上げ返済のお得を確認しましょう!

銀行ローンは借入先によって条件が変わります。どの銀行で、どんな内容で借りるかを決めるには、条件を整理して比較検討することが重要です。

大切なチェック項目をみておきましょう

1つ目は、金利面の条件です。利用したい金利タイプについて、当初の適用金利を調べるのは当然で、金利タイプを変更したあとの金利の割引幅も確認してください。

当初の適用金利が同じなら、後々の金利割引幅が大きいほうが有利です。

また、できるだけ繰上げ返済をしていきたいと考えている人は、繰上げ返済の仕組みを調べておきましょう。繰上げ返済の最低金額、ネットでの繰上げ返済が可能か、繰上げ返済手数料はいくらなのかなどが、チェック項目です。

ネットで手続きできるほうが便利で、手数料が無料または、1000円?2000円と安いケースが多いようです。店頭だと、1万円~3万円もかかる銀行もあります。

これらの情報は、銀行のウェブサイトで確認しましょう。情報が分からない場合は、コールセンターや店頭で質問してみましょう。

 

不動産会社の提携ローンは無理に利用しなくてもいい




不動産会社には複数の提携銀行があり、借りるローンは、提携ローンと呼ばれます。

モデルルームで資金プランを立ててもらう場合は、ほとんどが提携ローンのプランで説明されます。

提携ローンのメリットは、新築物件などでは、前もって物件の審査が済んでいることも多く、ローンの審査がスムーズに進むようです。他にも、審査に必要な書類は不動産会社の担当者が銀行に提出してくれるので、手間が短縮できます。

ただし、提携ローンは条件では良いとは限りません。銀行に書類を持って行ってもらうだけで、3万円~10万円+消費税のローン取り扱い手数料を支払うことになりますので注意が必要です。

そして、提携ローンは必ず使わなければならないと思っている人が多いようですが、住宅ローンは自分で自由に選択ができます

ローンの申し込みは、最初に不動産売買契約の前に行います。この時期では、借入先を借り決めしてローンを組めるかどうかの審査を受けますが、審査を受けたからといってそこで借りなければならないわけではありません。

提携ローンで審査を受けたとしても、借入先は後で変えることが可能です。

借入先は引越しの1ヶ月くらい前までに決まっていればよいので、提携ローンよりお得なローンがないか探してみてください。

期間の余裕をみて、住宅ローン契約の2ヶ月くらい前までに審査の申し込みをしておきましょう。

自分で借入先を探すのは、審査に必要な書類の提出など手間はかかりますが、銀行に何でも相談ができるので、メリットがあります。

 

働いている会社の提携ローンは条件がお得かも!

会社員の人の場合、勤務先企業の取引銀行が取引先企業の社員の方向けにということで、特別な条件の銀行ローンを用意している場合があります。

業界では職域ローンと呼ばれています。このような勤務先の提携ローンは、金利が大幅に割引きされたり保証料が安かったりと、かなりお得なローンが見つかる場合もあります。

実際のケースで、提携ローンで10年固定金利の12年目以降の金利割引が大きかったり、保証料が必要なかったりというケースもあります。

自分の勤務先に提携ローンがあるかどうかは、人事部や総務部、他には労働組合の担当者に尋ねてみてください。

勤務先のグループ企業に銀行がある場合は、まずはその銀行に確認する事をおすすめします。ひそかに、グループ企業の社員のみを対象にしたプランが設けられていることも少なくありません。

1番有利な条件で自分にあった住宅ローンを組むためには、自分で行動して情報を集めるようにしましょう。