ヨーグルトの力で花粉症を改善!腸内の環境をととのえましょう!




腸の中の善玉菌を増やして腸内の環境をととのえる!

人間最大の免疫器官は腸です。腸の機能を活性化させるのが乳酸菌です。

ヨーグルトで免疫力を上げて花粉症を改善する!

腸は消化の吸収を行う役割りだけではなく、人間で1番強力な免疫機能をもち、身体全体の免疫力を上下させる急所です。

私たちの普段の生活のなかでも、ウイルスや細菌、花粉、空気中のゴミや排気ガスなど多くの異物の中で暮らしています。それらの異物が体の中に入り込んでも、多くの場合、病気にかからずにすむのは、体の免疫力が働くからです。

この免疫力に関連しているのが、腸に集中して存在するリンパ球や顆粒球などの免疫細胞です。腸が人間の体の最大の免疫器官であり、腸の状態によって、免疫力の働きの強弱が決まります。

腸の状態の良し悪しは、腸内に住む善玉菌の多さで決まります。人間の腸の中には約100兆個もの腸内細菌が存在しています。これらの腸内細菌は、体に良い働きをする善玉菌と、体に害をもたらす悪玉菌に大別されます。

腸内に善玉菌が多いと、腸内環境が良くなり免疫機能がととのいます。反対に、悪玉菌が多いと腸の老化が進み免疫機能に不具合が生じ、アレルギーや花粉症を引き起こす原因になります。

よって、腸の環境を良くするためには、毎日の食事や飲み物に善玉菌を多く含む食品をプラスすることが大切です。

その代表格がヨーグルトです。

ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が豊富に含まれ、腸で働く免疫細胞に働きかけ強化する効果を持っています。

ヨーグルトの善玉菌を摂取すると、腸内が酸性になります。悪玉菌は酸性の環境を好まないため、ヨーグルトをとるとあが減り、働きも弱まります。一方、乳酸菌は善玉菌のえさになるので、ヨーグルトをとると腸内に善玉菌が増えていきます。

いろいろな研究でも、ヨーグルトに豊富な乳酸菌の善玉菌は、体にいい刺激をあたえ、健康のための好影響を与えられると言われています。

とくに乳酸菌は、マクロファージやナチュラルキラー細胞などの免疫細胞に反応して免疫力の力を食い止め、体の免疫機能をアレルギーの起こりにくいものに改善する働きをもっています。

免疫に関わるリンパ球はTh1とTh2という2つの細胞で作られています。そのうちアレルギー症状や花粉症を引き起こすのがTh2で、アレルギー体質の人はTh2が上になり、Th1の割合が少なくなっています。

ところが、ヨーグルトを毎日200グラム以上食べると、Th2の働きが弱まり、2つのバランスが正常化することがわかっています。

フィンランドで行われた実験では、アレルギー体質の妊婦150人を2グループに分けて、片方のグループには乳酸菌を、もう片方のグループには、効果がない嘘の薬を、出産の3ヶ月前から、子供が2歳になるまで摂ってもらった結果が!

子供が2歳になったときのアレルギー発症率は、効果のない薬のグループが47%に対し、乳酸菌を摂ったグループは、23%の結果でした。

新生児の腸内細菌は母親から受け継がれるので、母親のアレルギー体質の腸内細菌を、ヨーグルトの乳酸菌が健康な状態に変えたこととなります。

アレルギーや花粉症の改善に効果があるヨーグルトを毎日食べることをおすすめします。

毎日200グラム以上を、まずは2週間ほど食べ続ければ、便の変化から腸内環境を感じることができます。色が黄褐色になります。食べ続けることをおすすめします。




花粉症に効く!おすすめヨーグルト

花粉症に効果がある!ホットヨーグルトを紹介します。

乳酸菌を増やして花粉症を解消させる、ヨーグルトの効果的な食べ方とは、ヨーグルトを温めることです。

ホットヨーグルトで腸内の善玉菌が活性化!

人間の腸の中には平均で100兆もの菌が存在しています。その種類は体に良い働きをする善玉菌と、体に害を及ぼす悪玉菌、そしてどちらの菌にもなる日和見菌がいます。

日和見菌は、腸内に善玉菌が増えると善玉菌に変わり、悪玉菌が増えると悪玉菌に変わります。よって、腸内環境をよくするには、善玉菌を増やして、日和見菌を善玉菌に変えることが大切です。

善玉菌が増えて活発に働くようになると、悪玉菌が減り、腸内は健康な状態を保ちます。免疫機能を左右する免疫細胞は腸に1番多く存在しているため、腸内環境が整えば免疫機能も正常になり、花粉症の改善効果があります。他にも、さまざまな病気や老化の予防にもつながります。

そこで、腸内に善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす効果があるヨーグルトをおすすめします。ヨーグルトの乳酸菌は、腸の運動を活発にして便通を促し、腸管から害のある物質を体内に入るのを防ぎます。

 

ヨーグルトを効果を高めるための、おすすめな食べ方!

ヨーグルトの効能をさらに高めるためにおすすめなのが、ヨーグルトを温めて食べる、ホットヨーグルトです。

ヨーグルトを温めて食べると、乳酸菌の細胞の壁が変化し、腸の中にいる善玉菌を活性化させます。

さらに腸内の善玉菌がふえ、日和見菌も善玉菌の味方になります。そうなると善玉菌の働きで、悪玉菌が生み出した有害な物質を排出することができ、腸内環境が良くなります。

ただし、ヨーグルトを温めると酸味が強くなりますので、はちみつやジャムやココア、またはカレーやシチューなどに入れるのもよいでしょう。

ホットヨーグルトの作り方!

材料(1食分)

プレーンヨーグルト

① 鍋にヨーグルトを入れて弱火にかけて、焦げないようにかき混ぜながら火を通します。

② ヨーグルトがプツプツして1~2分したら、出来上がりです。酸味が苦手な人は、はちみつやジャムやココアなどの甘みを入れてみては!

 

ポイント!
ヨーグルトを焦がさないように、必ず弱火でかきまぜてきさださい。

 

電子レンジでもOK!

耐熱容器にヨーグルトを入れて、電子レンジで1~2分温めれば出来上がります。

花粉症を改善する効果が高い!ヨーグルトを食べることをおすすめます。